秋田県大仙市大曲町「川を渡るぼんでん」
ぼんでんに年の初めの願いを込めて
日本の祭りを撮る!〜第2回
ぼんでんは大型の御幣で長さ3m程の棒の先端に飾る。祭りの時に神様が降りて来られる依り代となり、里人は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全を祈願する。秋田中央部から南部各地で見られる年の初めに行われる祭りだ。旧暦1月17日の祈年祭に由来するという。
大仙市大曲町花館地区のぼんでんは川を渡ることで知られている。川を渡る梵天奉献会 会長で伊豆山神社宮司の三浦 利規さんから「ぼんでんには祭りの朝、神様が降りて来られます。伊豆山山頂の神社にぼんでんを奉納すると、神様は山へお帰りになります。静かに川を渡るぼんでんと、山頂神社本宮で揉み合う動の場面が素晴らしい」とのお話をいただいた。今年は町内地区、青年会などから14本のぼんでんが奉納されるという。